年金問題

 今日も終日曇り空で時には雨もぱらついたりしてハッキリしない天気だった。
 日が差さないぶん暑くなくてよいのだが、なんとなくボワ〜ッとした一日で、何かを待たされているようなすっきりしない中途半端な気分である。
 山の畑に植えた黒豆は半分以上、多分六割は鳩に食われたようだ。 まあ発芽が悪かったことも考えられるが、おそらく鳩のせいだろう。 やれやれである。
 それに畑に向かうあぜ道にシマヘビとマムシが同じところにいた。 まず最初に人の足音で草のあいだで動いた蛇に気が付いて立ち止まってよく見ていると、すぐ傍にとぐろを巻いている蝮に気が付いた。 蝮はすぐには動きそうもないので、気味が悪いので引き返し違う道を通った。 これからはチョイト畑を見回るのでも長靴を履かねばと思う。

  選挙の後もジワジワと小泉内閣の支持率が下がっているらしい。
 今回の選挙でも自民党が後退したのは、あきらかに年金問題に対しての対応に国民の不評を買ったからだろう。 そのことは解かっていても、この問題に下手に手を付けたくないのだろう。
 当面年々給付額を減らし、負担額をジワジワ増やす法案がとりあえず通っているからだ。
 しかし、国民の不満はこの先年金の負担が増え、給付が減ることに対してであることは明らかだからだ。 しかし、年金制度は現状では負担額が少なく給付額が多すぎるという逆転した状態になっていて、このままで行けば誰が見ても破産せざるを得ない状態である。 民主党などの案でも給付水準を下げないとしても、不足額を消費税の増税でまかなうことをうたっている。 この高負担に対して国民は諸手を上げて賛成するとは思えない。
 今の年金制度を根本的に見直すしかないと思うが、いずれ近い内に今の二大政党制の中でこれを論点にして選挙で国民に信を問うべきであると思う。 なぜならわれわれがこの先どんな社会に生きることを望み、選ぶのかをこの問題は端的に明らかにしてくれると思うからである。
  
 この問題に関しては明日か明後日にでも考えを少し書いてみようと思っている。