梅雨明け

 ようやく気象庁が北陸東北の梅雨明けを宣言した。
 しかし雨こそ降らなかったものの昨日とあまり変わらないぼんやりした天気だった。
 寝ている部屋のすぐ窓の外が杉林で、五時を過ぎる頃ヒグラシの鳴声が、まるで目覚まし時計が3,4個同時に鳴り出すような鳴声で突然始まる。 そんな訳で今日も五時ごろ目が覚め眠れなくなった。  
(本当に眠い日は、いったん目が覚めるがまた眠りに入るものだが・・・)
 仕方なく起きだして、ご飯の用意をして六時からFMのバロック音楽を聴き、飯を食い終わりPCを覗いた後、7時過ぎごろから本を読んでいるうちに眠った。 今朝は再び目が覚めたのは8時ごろだった。
 午前中は例によってダラダラと本を読み、午後からは昔働いていた従業員がご丁寧にお中元に缶ビールを持って遊びに来た。 先に送られてきていたかき餅のお中元をお返しとして渡す。 結局かき餅が缶ビールに代わったわけだ。 夫婦で訪ねたきたのだが、奥さんの方が先日朝起きたが足が動かなくなっていて、立ち上がれなかったという。 病院で診察を受けると膠原病の入り口の状態といわれ、ステロイド5ミリグラムの錠剤を4錠毎日飲むことになったと言う。
 本人は笑って話していたが、大変なことなのだということがどうやら分かっていないみたいだ。

 山の家は全部屋天井を梁の上にまで上げて高くしてあるので、どちらかといえば夏向きの部屋で涼しい。畳に寝転がって天井を眺めていると梁が見えるが、その梁が曲がっている。その曲線が好きでそれを見たくて天井を高くした訳だが、これに関しては大正解だったと思っている。でも欲を言えば奥の今寝室として使っている部屋だけは逆に天井を普通より低くすれば良かったかなぁと思ったりしている。それは冬場の暖房効果のことを考えてひと部屋ぐらいそれでも良かったかなぁということだが、今日寝室に寝転がって天井を見上げながら、天井を二重にして下の天井は材料をを軽いものにして真ん中で割れるようにしておいて、夏場はそれを上に開くようにすれば面白かったなぁ、などと思った。 
 現に便所の天井は明り取りを兼ねて障子の天井にして、夏場は片側を持ち上げて開けるようにしている。 これも半分遊びでやったことだが・・・自分ひとりで満足している。

 夜になって外気が涼しい。 部屋の戸は皆開けっぱなしになっているせいか、半ズボン、ランニングシャツ姿でいると、肌がむき出しの肩のあたりや足のあたりが少し肌寒いくらいだ。 部屋の戸は皆開け放ってあるが、障子戸を外して代わりに簾戸を入れてあるのでアブなどは入って来ないが、蚊は隙間から侵入してくるので、夕方からは蚊取り線香は切らせない。 先日今夜は少し涼しいと思い、蚊取り線香を焚かないで眠ったら朝までに何箇所か刺されていた。