2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

変る天気予報

天気予報がころころ変わる。 今日は終日雨と出ていたので、山の家に篭って読書とビデオを見る一日と決めていたが、朝起きると薄日ながら日が差していた。 最近の日々にしては暖かいほうだ。 自宅に行ってもう一息頑張って薪切りを済ましてしまうか、と思うが…

山のギャラリー

後少し残っている薪を切りに自宅へ戻ったが、一時間もしないうちにパラパラ雨が降ってきて中止。 もう十月も終りだが、それにしても晴れた日の少ない十月だった。 本来十月は移動性高気圧に覆われて秋晴れの日が続く爽やか月だというのに、台風が来て前線を…

園遊会でのやりとり

昨日に引き続き秋晴れである。 昨夜は放射冷却だったのか寒かった。 朝起きて広間の障子戸を開けると道の下のアヤメ婆の家の煙突から煙が上がっていた。 朝起きて他家の煙突から白い煙が上がっているのを見るのが好きである。 その光景を見るとなんとなく嬉…

『海の仙人』 糸山秋子

秋晴れの良い天気が戻ってきた。 雪をかぶった北アルプスの山々が終日臨めた。 気持ちがよいので、マロ君を連れていつもより遠くまで足を伸ばして散歩した。 谷を下り、向かいの山の上まで歩き、そこから山の家を見っけてなんとなく満足して帰ってきた。 し…

『夏の約束』 藤野千夜

寒くなった。 昨夜寝るころは雨が降っていてさほど寒くはなかったが、今朝起きると冷え込んでいた。 冷たい雨は午前中いっぱいで上がったが、夕方マロ君と散歩に出たが、綱を持つ手が冷たくなる。 途中落葉樹の林の下を通るが、ブナの木が少し淡く黄金色にい…

大豆、薪、スギヒラタケ

昨日上の畑の大豆も収穫しようと行ってみると、豆の鞘がぜんぜんついていない。 鞘がついていないということは、実がないということである。 その少し後に隣に植えた黒豆の方は、植えた直後カラスに穿り出されかなり食われていて数は少ないが、うれしいこと…

『二十三の戦争短編小説』 古山高麗雄

ようやく古山高麗雄の戦争短編集を読み終わった。 23もある短編を一日一編程度の割で読んでいたので時間が掛かった。 彼は先の戦争で召集され一応幹部候補生とされたが、そのコースから脱落し一等兵として外地に送られフイリピン、シンガポール、マレーシ…

唐蓑、スギヒラタケ

大豆を収穫をする。 やはり収穫の時機を少し逸していた。 自然にはじけて落ちた根元の豆から新しい双葉が出ていたりしている。 何度かの台風であおられて豆が落下し、充分な雨で芽が出てしまっただと思う。 かといって全部の豆がそうなっていたわけではなく…

地震・・・

今日は大豆の収穫をする予定だった。 しかし、夜半から朝方にかけて雨が降ってまた濡れてしまった。 すでに葉が落ちて茎と鞘だけになった大豆は全体に黒ずんでしまい、すでに収穫期を過ぎているのだが、お天気とのタイミングが合わなくて、なかなか収穫でき…

金沢の二つの美術館

昨日のマロ君の散歩の時に峠より先へ足を伸ばさないで気が付かなかったが、峠を越えた北東斜面での杉の木が大きな被害にあっていた。 地盤がゆるい谷筋の杉の木は根っ子ごと何本も倒れているし、風当たりの強いところは途中から裂けるように折れている。 荒…

ハワイ・コナ

五軒しかない山の部落のうちの二軒の家に夜明け方熊が来て、柿ノ木の実が狙われた。 朝から下のアヤメ婆の家の柿木の枝を切り払って実を落とすのを手伝う。 そんな作業をしていると道路パトロールの車が通ったなぁと思うと、一時間もしないうちに大型のタイ…

葬式

近所のおばあちゃんが亡くなって昨日お通夜、今日は葬式、初七日に出た。 同じ班なので式場の受付に立ち、香典などを受け取りお返しの品を手渡す作業などを受け持つ。 その後続く初七日も出席するように頼まれて出席。 つい最近まで(セレモニーホールが各町…

「モンスター」

二、三日晴れた日が続いたので、薪切りをした。 今年は台風がらみで雨の日が多いので材木は乾く暇なく濡れていて、二、三日晴れたぐらいでは乾ききらない。 いつの間にか乾き切るまでなどとのんきなことを言っておれないような時期になってしまった。 三分の…

『アフター・ダーク』

今回神戸には二冊の本を持参して行った。 その内の一冊が一昨日ふれた『その名にちなんで』で、もう一冊のほうが村上春樹著の『アフターダーク』だったが、こちらの方は最初の一日か二日で読了してしまった。 その『アフターダーク』を読んでからまだ十日あ…

「珈琲時光」

帰ってきた夜寒いと思っていたら、北アルプスで初冠雪だったそうだ。今朝も遠くに朝日に白く輝く立山連峰の峰々が見えた。 マロ君と連れ立って歩く山道には栗の実はすでに終り、大きく開いたアケビの皮が落ちている。 昨夜からは小型の石油ストーブに火を入…

『その名にちなんで』

高血圧体質で、どちらかといえば寝ていて身体が火照るオフは、夏は敷布団の上では寝ない。 神戸は一昨日までわざわざ買ってもらった籐のラグの上を、冷や冷やとした場所を転がりながら寝ていた。 ところが山の家へ帰ってきた昨夜は、敷布団の上で小さく丸ま…

山の家へ帰る

半袖のシャツの上に着たコットンのジャケットが暑くもなく寒くもなくちょうど良い、今日神戸は爽やかな秋真っ盛りで吹く風が心地よい。 大阪を出た特急サンダーバードが敦賀を過ぎたあたりから雨が降りはじめ、刈り入れの終わった北陸は雨だった。 山の家に…

『狂気』

夜のうち雨が降り、明けると上がっていたがどんよりした曇り空。谷間からはちぎれた霧が湧き上がっては流れ消えていく、心なしかほんの少し木々も色づいている。 アメリカの住む中国人のハン・ジン著の『狂気』を読む。 主人公の師である中国のヤン教授が脳…

中古ビデオ

雨が降り続き昨夜から急に寒くなった。 ジャージーのジャケットでは少し寒いので箪笥からフリースを出して着た。 急に冷えたせいか暖房の火が欲しいと思った。 たぶん昨夜半には気温が10度近くまで下がったのではないかと思われる。 十日ほど前のお彼岸頃…

「第三の男」

昨日は十月に入って久しぶりに朝のまばゆい太陽が部屋の奥まで指し込んだが、今日はもう曇り空。 自宅へ行き材木屋が持ち込んだ薪切りを始める。 しかし午後からは小雨が振り出し半分やったところで中止。 金木犀の匂いがどこからとなく匂う時期になっている…

キャッチャー・イン・ザライ

D・H・サリンジャー著、村上春樹訳の『The Catcher in The Rye』を読んだ。 ≫いったいどいつがベンジーで僕の手袋をかっぱらったのか、探し当ててやりたいもんだと思った。僕の手はもうすっかり凍りついたみたいになっていたんだよ。もっとも犯…