唐蓑、スギヒラタケ

 大豆を収穫をする。 やはり収穫の時機を少し逸していた。
 自然にはじけて落ちた根元の豆から新しい双葉が出ていたりしている。 何度かの台風であおられて豆が落下し、充分な雨で芽が出てしまっただと思う。
 かといって全部の豆がそうなっていたわけではなくて、まだまだたくさん鞘と豆は付いていて、とりあえず土間にビニールシートを引いてその上に積み上げた。
 この後実の入った鞘を茎ごと何か硬いものに叩きつけて鞘から豆を出して、さらに唐蓑(とうみ)という機械で選り分ける作業をする。 唐箕(とうみ)というのは穀類の殻や皮、実の選別する昔使われた機械で、 http://www.oogusa-e.hiroshima-c.ed.jp/siryoukan.htm
手動で羽根車まわして風を起こし殻や皮、不良の実、充実した実をその送風によって飛ばして選別する機械である。 さいわいなことに昔に使われていたこの木製の機械が山の家の土間の上のアマに残されていたので、今度初めて使ってみるつもりである。
 
 マロ君と散歩していて、杉林の中の古い倒木が白くなっているのが見えた。
 これはこれはと道から外れて林に入り、近寄ってみると、みつけ、見つけた!スギヒラタケの大発生である。 しかし今年はあちらこちらでスギヒラタケによるお年寄りの死亡事故が何件か発生しているらしいのだが、これが御汁にして食べると、まことに美味なるのだが・・・一応今日のところはビニール袋もないし採集は見送った。