園遊会でのやりとり

 昨日に引き続き秋晴れである。 昨夜は放射冷却だったのか寒かった。 朝起きて広間の障子戸を開けると道の下のアヤメ婆の家の煙突から煙が上がっていた。 朝起きて他家の煙突から白い煙が上がっているのを見るのが好きである。 その光景を見るとなんとなく嬉しくなるものである。
 さっそく我が家もストーブで薪を焚いたので、外へ出れば白い煙が上がっているのが見えただろう。
  園遊会に招待された棋士で東京都教育委員の米長邦雄が「日本中の学校で国旗を揚げ国歌を斉唱させるのが私の仕事です」と語ると、天皇陛下は「やはり強制になるということでないことが、望ましいですね」と天皇みずから強制的な国旗掲揚・国歌斉唱は望ましくない、との趣旨の発言があったということである。

 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20041029k0000m040133000c.html

 当の米長棋士は99年から都教育委員を務め、国旗掲揚、国歌斉唱の推進発言を繰り返してきたらしいが、今後の彼の発言、動向に注目したいと思う。 つまり米長棋士天皇の前で公言した「私の仕事はこれなのです」をさらに推進していくのか、天皇の発言でその主旨をあっさり曲げるのかをだ。 

 さらに昨秋、都立校の式典での「日の丸・君が代」の取り扱いを細かに規定し、職務命令に従わない教職員を大量に処分している都教育委員会の今後の動向も見ていきたいと思う。

 両者が今後どのような対応、つまり天皇の発言を無視するのか、その発言で主旨代えをするのか、いずれの対応があってもこの問題はどこか不気味なのは変わりないが・・・