変る天気予報

 天気予報がころころ変わる。 今日は終日雨と出ていたので、山の家に篭って読書とビデオを見る一日と決めていたが、朝起きると薄日ながら日が差していた。 最近の日々にしては暖かいほうだ。
 自宅に行ってもう一息頑張って薪切りを済ましてしまうか、と思うがここ連日やっているので少し腰が痛くなっている。 秋の日差しを楽しむことにして、今日もマロ君と散歩、少し足を伸ばしたところまで行こうと出かける。 北アルプスはちょうど雪を被った2500メートル以上は雲に隠れて見えないが、落ち葉が散り敷いてカサコソという道を鈴を鳴らしてゆっくりと歩いていく。 途中幾つかある山の堤は今の時期、冬場の積雪に備えて少しずつ水を抜いているが、中には鯉を飼っている堤もあり鯉の背中が見えるほど水は少なくなっている。 アケビの皮がたくさん落ちている場所がある。 今年は全体に我が家の果樹の実りは悪かったが、例外はアケビで大きな実がたくさんついていた。食べてそれほど美味しい果樹ではないので、大半は鳥の餌になってしまったが、それでも今年は幾つか口にした。
 午後から自宅へ行ったが残っている薪にする木は案の定、昨夜の雨であまり乾いていない。 少しでも乾くように薪小屋のひさしの下へ入れて立て掛けて置く。
 鴨肉の残りが少しあるので、今夜鍋でもしようと思いスーパーに立ち寄って白菜を買おうとしたが、高いとは聞いていたがなんと四分の一が何と二百円もしていた。 ええっ、白菜一個が八百円もするの!と主婦感覚で驚く。 白菜はあきらめて、代用にモヤシとようやく地元産が出回り始めた白葱、半額になっていたシメジを買って帰る。 帰ってパソコンを覗くと雨の予報の明日が曇りに変っていた。