秋篠宮の発言

 今日も昨日とおなじような天気で、朝のうちはやらずの雨で、昼前から晴れてきた。
 午前中はビデオで「アイズ・ワイド・シャット」をみる。
 スタンリー・キューブリックの最後の作品である。 トム・クルーズと二コール・キッドマンの当時の夫婦がそのまま夫婦役で出ている。 キッドマンがマリワナで少しハイになって、昔、紙一重のアヤで不倫に至らなかったあぶない告白をする。 その後タクシーに乗っているトム・クルーズの茫然と気抜けした情けない表情がなんとも良く、あれはまさにその時の男の間抜けな表情であった。 そんな時の表情をなぜ自分が知っているのかは自分でもよく分らないが、とにかくその表情はその時のアホな男の表情だった。

 午後からは薪を切る時に材を乗せるガ台を作る。 これまで使っていたのは、永年の使用で根元が腐ってきてガタガタになってしまった。 それにこれまでのものは少し前屈みになって使っていたので今度は高さを少し高くした。 流し台でも何でも高さが合わない場合は、とくに低い場合は、それが原因で腰を痛めことがよくあるのである。
 
 今日、秋篠宮が今日39歳の誕生日を迎え、来年結婚15周年を迎える同妃紀子さまと東京・元赤坂の宮邸で記者会見をされた。 さきの皇太子の「人格否定」発言に対し、「発言前にせめて天皇陛下と内容について話をすべきではなかったか。そこは残念に思います」と語り、皇太子が時代に合った公務のあり方を考える必要性を指摘している点に関連し、「自分のための公務はつくらない。公務とは受け身的なものではないか」との考えを示された。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041130-00000020-mai-soci
 
 まあ、ざっくばらんな感想を言わせて貰えば、これまでベールに隠れ見えてこなかったが、天皇一家においてもさほど内輪同士の話し合いが行われているわけではなく、われわれ戦後民主主義の家庭と同様に親子や内輪の対話がさしてなく、その点においては天皇一家もわれわれの家庭も同じだなぁと思えたということだ。
 そういうことが、ひとつひとつ明らかになって行き、いかにも作られたような幸せ御一家風な官製報道をそのまま繰り返しているマスメディアのウソ臭さをひっくり返すことは、天皇一家にとっても、われわれにとっても、これは大変良いことであるぞよ。
 現在のマスメディアが天皇御一家に対してやっていることは、北朝鮮キム・ジョンイルを神格化した報道しかしていないのを嘲笑しているのとあまり大差ないことをやっているのだよ。
 すべての間違いは、戦後の出発にあたって、わざわざ朕は人間だ、といっている天皇を国民統合の象徴という、言ってみれば訳の分らないものに国民が祭り上げたことにあるのだよ。
 よって彼ら御一家だけには、日本国民として保障された基本的な人権も、人格もないのだよ。