「ザ・インタープリター」

 昨日は二ヶ月に一度の予約受診の日で病院へ行ってきた。 オフの疾患は高血圧で毎朝降圧剤を二錠飲んでいる。 飲む前は下で120、上で180ぐらいの血圧であったが、今は上が12〜30台でぐらいで落ち着いている。
 受診の前に血液検査と尿検査を受ける。 食事をしてからの検査だから厳密なものではないが、それによると慢性的に善玉といわれるHDLコレステロール値が低く、中性脂肪値が高い。 最近は尿酸値や血糖値もやや高いが、これは直前の食事の内容にかなり影響されているような気がする。
 先月から担当医が移動で替わった。 この病院では3人目の担当医だが、年令がだんだん下がっているが替わるごとに頼りない医者に代わっていく。 今回の担当医も30代なんだが、やたら診察に時間がかかっている。 予約で行っているのに2時間は待たされる。 前の担当医の倍の時間待たされる。 時間をかけて診察するのは悪いことではないが、パソコンに馴れていないのかやたら入力ミスをして、打ち直してばかりしている。 パソコンはオフも打ち間違えはよくやるのだが、仕事に使っているならもう少し何とかしろ言いたくなる。 それにこれは決定的な不信感のもとなのだが、話をしている時患者つまりこちらの顔をぜんぜん見ないのである。ほとんどパソコンに向かったまま話をしている。  
 その話も分り切ったような紋切り型の冗漫な話を繰り返している・・・こちらとしては担当医が名医だろうがボンクラだろうが、黙って薬さえくれればいいのだが、その薬も次の受診までの期間を間違えて今回一週間分少なかったよ。 
 
 「ザ・インタープリター

 ニューヨークの国連で通訳として働いているシルヴィア(ニコール)はある日アフリカのマトボ共和国の大統領ズワーニ暗殺計画の会話を偶然聞いてしまう。 すぐに当局に通報しシークレットサービスをつけてもらうが、彼女の周りで不審なことがいろいろ起こる。 彼女の護衛を担当したケラー(ショーン・ペン)はシルヴィアと話すうちに彼女が何かを隠し嘘をついていると疑うようになる・・・


 謎が謎を呼び、物語は二転三転して、次々に新しい事実が明らかになっり、犠牲となった人々の死骸の山がどんどん増えていき、ようやく最後にすべての真実の暴露となる。
 ストーリィを追うのに精一杯で、アレレそうなのか、と思っているうちに次の展開がまた違う事実を暴き出し、あまりにも速い展開に目が回ってしまう・・・やれやれ・・・まったく疲れるのだ。
ニューヨークという街はそんなところなのだろうか、たとえば刻々と変わる相場を追いかけ一時も油断なく、 生き馬の目を抜く、という言葉があるが、日々刻々利潤を生み出すということはそういうことなのか・・・昨日書いた映画「ウイスキー」の日々とのあまりにも時間の流れ速さの、その違いに途惑うばかりだ

 この映画を見て、予定していた「リチャード・ニクソンの暗殺を企てた男」を見るのをやめた。
 ともにショーン・ペンが主役で出ている映画だが、なんだかもういいやぁ、という気分になった。 ショーン・ペンは決して嫌いな俳優ではないのだが・・・それに二コール・キッドマンの演技も文句のつけようもなく見事だったが・・・  オフの評価点 20点